月組『Eternità』LIVE配信レポート

小鴨くんと月組の三日月

Ryō Tamaki 3Days special LIVE
『Eternità』
バウホール
2021年1月15日~1月17日
主演:珠城りょう

2021年1月17日 15時~ 千秋楽公演をLIVE配信(RakutenTV)にて観ました。

元々は、ディナーショーだった

『Eternità』→「エテルニタ」って読むのだそうで。
イタリア語で『永遠』という意味だそうです。
珠城りょうさん(りょうちゃん)より「覚えてください。」とのことで。覚えておきます。

元々、ディナーショーの予定だったものが、コロナウイルス感染症の影響で、ディナーショーの開催が難しくなり、バウホールでの公演に変更になった経緯があった為、出演者は、ディナーショーメンバーのみの、少ない人数での公演でした。
だけど、少人数でもしっかりとバウホール公演作品として成り立っていたから凄い!
りょうちゃん一人の場面が、やはり多いのだけれども、
一人で劇場空間を満たす様子が、「流石、トップスター!」って感じで、
『世界の旦那』のパワーの大きさは凄かった!!

アットホームなメンバー

りょうちゃん以外のメンバーは、

鳳月杏さん(92期)、輝月ゆうまさん(95期)、佳城葵さん(97期)、朝霧真さん(97期)の4名。

りょうちゃんは、94期なので、
学年(入団時期)が、りょうちゃんとは異なるメンバー。
だけど、それが逆に月組という枠のFAMILY感が強く感じられて、とても良かった。

以前の公演で、りょうちゃんは、送り出す退団者一人ひとりを紹介し、
愛情たっぷりのりょうちゃんの言葉に、
学年などは関係なく、月組FAMILYの家族愛を伝えていたのを思い出しました。
本当、凄く良かったんですよ。

今回の公演で、一番ぐっときたのが、ちな様(鳳月杏)の「たっちゃん」呼び。
私の聞き間違えじゃなければ、
ちな様が、りょうちゃんのことを「たっちゃん」と呼んでいた。

今まで、「珠城さん」と呼んでいるところしか見たことがなかった。
※ちなみにKAMOはスカステ(タカラヅカ・スカイ・ステージ)未加入です。
学年が、りょうちゃんの方が下なのに「珠城さん」って呼んでるんだなぁ。と少々他人行儀さを感じていたんだけど、「たっちゃん」呼びに、なんか凄く安心したというか、「やっぱりそうだよね。何か違う呼び方してるよね。」と思ったし、二人の絆を強く感じて胸が熱くなった。

他の3人からの『珠城りょう愛』も観ていて、微笑ましく、
本当にこの公演に参加出来たことが、もの凄く幸せなんだなぁと、こちらも幸せに感じた。

内容がもの凄く良かった!

曲のリストなどが分からなかったので、間違ってたらゴメンナサイなんだけど。
りょうちゃんのトップ就任前の作品や、本公演以外の公演の作品が主で、
りょうちゃんと一緒に、過去の作品の思い出に浸れる感じが、凄く良かった。

全組観劇派のKAMOとしては、「ああ、これ、聞いたことある。なんだったっけな。」と、
頭の中の無数にある小さな引き出しを探しながら観ていて、
歌詞の中から、「ああ、たぶん、あれだ。」と推理しながらな感じでした。
きっと、『珠城りょう』onlyのファンの方は、曲で作品名がすぐに分かったのだろうなと。
だけど、そんな私も、探りさぐりではあるものの、作品の場面を思い出すことが出来て、
「あの時、あんなだったな。」とか、過去の作品に浸ることが出来ました。
『アリスの恋人』は、DVDで観たんだけど、まだ私がタカラヅカにハマる前の作品なので、
『ロミオとジュリエット』以降の作品を、ほぼ観ている自分に、驚いたりもしました。

ハイレベルなコンサート

今回の公演の出演メンバーが歌ウマ、演技力のあるメンバーで、満足度が高かった。
若干、娘役のコーラスを一人連れてきても良かったのではと思うところもあったけど・・・。
裏で、娘役パートを頑張ってる様子が、また微笑ましかった。

りょうちゃんが、めっちゃ格好良かった!
なんか、ドーン!って。
自信に満ちている雰囲気と充実している雰囲気が、なんというか、頼もしく、こちらも一緒に満足感に浸ってしまった。
歌声ものびやかで、心地よかった。
ダンスも、見せ方が上手いというか、魅せられるというか。
これから円熟味を増して、更に面白くなるのではないかと思わせる(笑いの面白さじゃなくてね)。
次回の本公演で退団っていうのは、なんか早すぎる気がしてしまうよね。

言わずもがなの、まゆぽん(輝月ゆうま)の抜群の歌。そして、デカい!
りょうちゃんも背が高いけど、5人が並ぶと、まゆぽんの大きさに驚いた。
この大きさは宝塚の宝!
月組の作品の奥行きを増してくれてるんですよね。

個人的に、佳城葵くんの芝居が、前からめっちゃ好きなので、今回の出演は楽しみだった。
芝居ばかりに注目していたせいもあって、「ダンスもきちっとしてるんだな。」とか、
「歌もきちっとしてて、良い声だな。」とか、改めて『職人・佳城葵』を知ることが出来た。
これからも、KAMOの佳城葵センサーは、発動し続けていきますね。
どんな役でも、見つけてしまう。
どんな役にも、その人の生活感が感じられるんですよね。職人!

朝霧真くんは、前回の『ピガール狂騒曲』の花屋のイメージが、今は強くて。
「いい声の花屋だな。」と印象に強く残っている。
とにかく、今回出演出来たことが嬉しそうで、観ていて、こちらも笑顔になった。
また、朝霧くんがいることで、5人のバランスが良かったと感じた。

ちな様の女役のダンスは、「うわっ!きたっ!」って声に出してしまった(自宅で観てるからね)。
ちな様のダンス力というか、表現力の凄さに感動したよね。
さっきまで男役として、キレキレのダンスだったのに、女役のしなやかなダンス!
そんでもって、最後にりょうちゃんが、そんな美女ちな様の手に挨拶のキスをした時に、
ちな様が、本気の照れを見せて、こちらがキュンとなった。
りょうちゃん。やるな・・・。

ツキミコ。

途中、芝居が挟まっていたのも、とても良かった。
『月雲の皇子(つきぐものみこ)』の場面。
この作品、KAMOは再演の天王洲銀河劇場での公演を観ていました。

そうそう、佳城葵くんの演じるティコが殺されてしまうシーン。
KAMOは頭の中がけっこうなお花畑なので、このシーン凄くショックだった。
「ああああああああ!殺されたああああああ!」ってね。
観劇後に、ショックを受けていたことを友人にすごく笑われましたよ。
しかし!
今回、ティコが殺されないバージョンでの芝居に、出演者達みんなが、「殺されなくてよかったね。」とほっこりしていて、「みんなも同じ気持ちだったんかーい!!」ってなりました。
みんな、ショックだったのか・・・。

タカラヅカのコンサートにKAMOが求めるもの

正直、コンサート等の場合、歌謡曲メインよりも、
過去に演じた作品の曲や、本人が演じられなかった大好きな作品の曲など、
宝塚歌劇、もしくは、その他のミュージカル作品の曲が好ましいな。
なので、今回の『Eternità』の内容は、最高に良かったです。
アンコールは、歌謡曲(?と呼んでいいのか?)でしたが、
歌詞の内容で、りょうちゃんが吟味して選んだ曲ということで、りょうちゃんに言われたとおりに、歌詞を検索して読みましたよ。
LIVE配信が終わった後も、りょうちゃんらしさを感じることが出来ました。
最初から終わった後まで、素敵なLIVEでした。

りょうちゃん。みんな(りょうちゃん風の呼び方)。
ありがとうございました!!